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こんにちは、岸自動車商会の岸です。今日は、トヨタの人気ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」の修理をご紹介します。この2台は中身がほぼ同じ兄弟車で、今回のように前が三つ目のヘッドライトになった30系(三眼タイプ)は、街でもよく見かける人気の型ですね。エンジンは3.5リッターのV6(型式は2GR-FKS)という、力強くて滑らかなタイプ。燃料を筒の中へ直接吹き込む「直噴(ちょくふん)」と、手前で吹く「ポート噴射」を組み合わせたD-4Sという仕組みを採用し、パワーと燃費、どちらも高めているエンジンです。
今回の症状はウォーターポンプからの水漏れ。放っておくと大きなトラブルにつながる部分なので、原因から直し方まで、なるべくやさしくお話ししますね。アルファードにお乗りの方にも、そのまま参考にしていただける内容です。
車のエンジンは、動いているとどんどん熱くなります。その熱を冷ますために、冷却水(クーラント)という液体をエンジンの中でぐるぐる循環させているのですが、その水を送り出すポンプが「ウォーターポンプ」です。
いわば、エンジンにとっての心臓のような部品。ここが止まったり水が漏れたりすると、冷却水が回らなくなって、エンジンが一気に熱を持ってしまいます。
冷却水は、もれると赤茶色っぽい跡になって残ります。これが「水漏れが始まっていますよ」というサインです。今回のアルファード/ヴェルファイアも、ウォーターポンプのまわりにこのにじみが出ていました。大きく漏れ出す前の早い段階で見つけられたのが、何よりでした。
このエンジンのウォーターポンプは、車の前側についています。まわりの部品を順番に外していって、ポンプを新品に入れ替えました。
取り外した古いポンプがこちらです。よく見ると、中心のあたりに赤茶色くにじんだ跡が残っていますよね。ここが、冷却水がにじみ出ていた部分です。この状態のまま乗り続けていると、だんだん漏れが増えて、最後には冷却水が足りなくなり、エンジンがオーバーヒート(熱くなりすぎて壊れてしまう状態)を起こす危険がありました。
今回は、アルファード/ヴェルファイア(30系)のウォーターポンプからの水漏れを、早い段階で見つけて交換できました。新しいポンプに入れ替えて、冷却水もきれいに入れ替えたので、これでまた安心してお乗りいただけます。同じV6エンジンを積んだアルファードでも、まったく同じところが弱ってくることがあります。
「最近、駐車場に冷却水のような跡がある」「水温計が気になる」――そんなときは、症状が小さいうちにぜひ一度ご相談ください。早めに見つけるほど、お財布にもやさしく直せます。
ウォーターポンプは、普段は目立たないけれど、エンジンを守ってくれている大事な部品です。今回は「にじみ」のうちに気づけたので、大ごとにならずに済みました。日ごろの点検で、車のちょっとした変化に気づいてあげる ― それがいちばんの節約であり、安心につながります。気になることがあれば、どうぞ気軽に声をかけてくださいね。
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