アルファード/ヴェルファイアのウォーターポンプ水漏れ修理|30系・V6エンジンの交換事例【埼玉・吉見町】

修理・整備の記録

アルファード/ヴェルファイアの「ウォーターポンプ」から水漏れ
― 早めの交換で大事に至らずに済みました ―

トヨタ アルファード/ヴェルファイア(30系・三眼タイプ/3.5L V6・2GR-FKSエンジン)/冷却水漏れ修理
岸自動車商会(埼玉県吉見町) 認証工場併設 中古車販売・整備・保険・ロードサービス

こんにちは、岸自動車商会の岸です。今日は、トヨタの人気ミニバン「アルファード/ヴェルファイア」の修理をご紹介します。この2台は中身がほぼ同じ兄弟車で、今回のように前が三つ目のヘッドライトになった30系(三眼タイプ)は、街でもよく見かける人気の型ですね。エンジンは3.5リッターのV6(型式は2GR-FKS)という、力強くて滑らかなタイプ。燃料を筒の中へ直接吹き込む「直噴(ちょくふん)」と、手前で吹く「ポート噴射」を組み合わせたD-4Sという仕組みを採用し、パワーと燃費、どちらも高めているエンジンです。

今回の症状はウォーターポンプからの水漏れ。放っておくと大きなトラブルにつながる部分なので、原因から直し方まで、なるべくやさしくお話ししますね。アルファードにお乗りの方にも、そのまま参考にしていただける内容です。

入庫したアルファード/ヴェルファイア正面(30系・三眼タイプ)
写真①入庫した車両(ボンネットを開けた正面/30系・三眼タイプ)

そもそも「ウォーターポンプ」って何をする部品?

車のエンジンは、動いているとどんどん熱くなります。その熱を冷ますために、冷却水(クーラント)という液体をエンジンの中でぐるぐる循環させているのですが、その水を送り出すポンプが「ウォーターポンプ」です。

いわば、エンジンにとっての心臓のような部品。ここが止まったり水が漏れたりすると、冷却水が回らなくなって、エンジンが一気に熱を持ってしまいます。

ワンポイント: ウォーターポンプは長い間まわり続けているうちに、内部の「シール(水をせき止めるパッキン)」が少しずつ弱ってきます。すると、ここからじわっと冷却水がにじみ出てくるんです。今回のヴェルファイアも、まさにこの状態でした。

水漏れのサインと、今回の原因

冷却水は、もれると赤茶色っぽい跡になって残ります。これが「水漏れが始まっていますよ」というサインです。今回のアルファード/ヴェルファイアも、ウォーターポンプのまわりにこのにじみが出ていました。大きく漏れ出す前の早い段階で見つけられたのが、何よりでした。

交換作業の流れ

このエンジンのウォーターポンプは、車の前側についています。まわりの部品を順番に外していって、ポンプを新品に入れ替えました。

  1. 冷却水を抜いて、まわりのベルトやプーリー(ベルトを回す滑車)を外します
  2. 古いウォーターポンプを取り外します
  3. 新しいポンプとガスケット(すき間から水がもれないようにする専用パッキン)を組み付けます
  4. 冷却水を新しく入れ、空気をしっかり抜いて、漏れがないか確認します
取り外した古いウォーターポンプ一式(赤茶色のにじみ跡)
写真②取り外した古い部品一式(ウォーターポンプ・ガスケットなど)

取り外した古いポンプがこちらです。よく見ると、中心のあたりに赤茶色くにじんだ跡が残っていますよね。ここが、冷却水がにじみ出ていた部分です。この状態のまま乗り続けていると、だんだん漏れが増えて、最後には冷却水が足りなくなり、エンジンがオーバーヒート(熱くなりすぎて壊れてしまう状態)を起こす危険がありました。

早めの交換が肝心です: ウォーターポンプの水漏れは、いきなりドバッと漏れるより、じわじわ進むことがほとんど。だからこそ、車検や点検のときに「にじみ」の段階で見つけて、早めに交換しておくのが安心です。オーバーヒートまで進むと、エンジン本体の修理という大きな出費になりかねません。

まとめ

今回は、アルファード/ヴェルファイア(30系)のウォーターポンプからの水漏れを、早い段階で見つけて交換できました。新しいポンプに入れ替えて、冷却水もきれいに入れ替えたので、これでまた安心してお乗りいただけます。同じV6エンジンを積んだアルファードでも、まったく同じところが弱ってくることがあります。

「最近、駐車場に冷却水のような跡がある」「水温計が気になる」――そんなときは、症状が小さいうちにぜひ一度ご相談ください。早めに見つけるほど、お財布にもやさしく直せます。

岸自動車商会・岸より一言

ウォーターポンプは、普段は目立たないけれど、エンジンを守ってくれている大事な部品です。今回は「にじみ」のうちに気づけたので、大ごとにならずに済みました。日ごろの点検で、車のちょっとした変化に気づいてあげる ― それがいちばんの節約であり、安心につながります。気になることがあれば、どうぞ気軽に声をかけてくださいね。

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